私の住み替えストーリー・第2話

未来堂株式会社 代表 皆川徳三

■念願の会社設立をしたはいいが・・・

2016年7月、30年余りのサラリーマン生活を卒業し、遅まきながら不動産業者として、独立開業しました。当時53歳、独身です。(2人の子は社会人となり、独立している。)

さて、これからという時に母が認知症になりました。当時、母は姉と2人で一戸建てに住んでいましたが、5月ごろから早朝に電話がかかってきたり、怒りっぽくなったり、何かおかしい??とは思っていました。

8月に何とか専門の病院に連れて行き、11月まで入院する事になりました。要介護2に認定され、認知症専門グループホームに入所する資格を得る事になりました。

8月~11月位の間は、入院関係や退院後に入居するグループホーム探し~契約、ベッドなどの設備品購入、役所関係手続等に翻弄されました。

現在は月に2回、母を連れて通院がてら昼食を一緒にします。年々認知症は進んでいると感じますが、今のうちに小さな親孝行は沢山しておこうと思っています。

 

自宅マンションを売却し、負担を激減させた。

会社設立後、2年目に自宅(中区のマンション)を売却し、身軽になりました。新居は、会社まで徒歩10分のマンションで、会社契約の為、賃料のほとんどは会社負担です。

マンション所有時は、住宅ローン、管理費等、駐車場、固定資産税等で年間200万以上の負担がありました。当然、その負担が可能な収入が無ければなりません。

たまたま、購入時より中区マンションの価格が上がっておりましたので、売却する事で

  • 住宅維持費用年間200万円の負担が無くなる。
  • 売却する事で手元に多額の売却益が残る。
  • 住替え先を会社で賃貸借契約する事で、個人負担は激減する。
  • 毎月の給与を減額する事で、社会保険料等の負担を減らした。
  • 毎月の給与を減額する事で、会社の利益が増加する。

等、売却する事のメリットがたくさんありましたので、迷いなく売却を進めました。

 

■売却は計画的な価格変更が大事

不動産の売却について、最初に決めた事は【6か月以内にすべて完了させる】という事です。長期間売りに出しているようでは、売れ残り感が出てしまい、大幅値引きを招く事になります。

最初は高目の金額で市場に出しましたが、さすがに引き合いはありません。1か月経過した時点で、相場より高く売る事はあきらめ、値下げする事にしました。ダラダラと売りに出していても、良い買主さんとは出会えない事は経験上解っていました。

【価格変更は1回】と決めていましたので、一気に500万下げ、広く情報を流しました。最初は高目の売出価格だったので、これで相場に近い売値になっていたと思います。

しばらくして、内見予約が2件入り、売出してから2ヶ月で契約となりました。新居への引越しも完了し、結局、売出してから5ヶ月ですべてが完了しました。

 

■不動産の価値は、売った時に初めて実感できます。

マンションの価値が上がった。とは言っても売らなければ儲かった事にはなりませんし、毎月の住宅ローン、管理費・修繕積立金・駐車場等の負担や、固定資産税の支払いから【解放】されません。

そもそも、本当に自分が思っている値段で売れるのでしょうか?横浜市内で、売出後1年経過しても売れないマンションは結構あります。

本当に、売ったら2度と手に入らないような優良な土地でも維持しているだけでは何の恩恵もありません。ビルや賃貸マンション等を建て、安定した収益を得た時、若しくは売った時に初めて不動産の価値を実感できるのです。

 

1人住まいになった、夫婦2人になった自宅からは早く住替えた方が良い。

数十年前は、4人家族で快適に過ごしていた自宅も、家族構成の変化によって快適では無くなっているはずです。誰も使わない部屋や、遺品の整理が済んでいない部屋と一緒に過ごしていくより、まだ動ける50代のうちに、早く住替えた方が良いと思います。住替える必要が無い場合でも、頭や体が健康なうちに、何かを変えた方が良いのではないでしょうか。

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